住友生命保険もアメリカの生命保険会社を買収しました。

第一生命が米生保の買収をしたニュースは記憶に新しいですよね。
ここのところ、大手生命保険各社が市場拡大のために、海外進出が盛んになっていますね。
今回は、住友生命保険が米中堅生命保険会社を買収することが発表されました。

住友生命保険は他大手生保に比べて歴史が浅いこともあり、バブルが弾けた影響が非常に大きかったのが思い出されます。
生命保険会社は有価証券でも資産運用をしているため、歴史が浅いとその分株価の影響を非常に受けやすかったのです。

株価が低い時に株を購入すれば、株価上昇の利益を受けやすい上に、値下がりした時のリスクも少ないですよね。バブルの時に有価証券や不動産を購入すれば、バブルが弾ければ当然大きな打撃を受けることになるわけです。
当時、私は住友生命に生保レディとして勤務していたため、お客様に運用利回りが悪いと指摘されることも多かったのですが、今となっては懐かしく思います。

住友生命も予定利率を下回る「逆ざや」状態が15年3月に解消できたことにより、やっと積極的に動けるようになる余裕ができたのが、今回の海外進出の大きな要因なのではないでしょうか。

日本国内の生命保険市場は飽和状態にあることもあり、海外進出が今後の生命保険会社の市場拡大の大きな柱になっていくと思われます。
進出先、そして提携・買収先の選択をいかに好条件なものにするかが成否のカギを握っているのではないでしょうか。
生命保険会社には無理をせず、安定した収益に直結する会社選びを期待したいですね。

米生保を4660億円で買収=最大市場進出で収益拡大―住友生命

(以下は、時事通信からです)

住友生命保険は11日、米国の中堅生命保険会社のシメトラ・ファイナンシャルを買収すると発表した。買収額は約37億3200万ドル(約4666億円)で、2016年1~4月に完全子会社化する予定。人口減少で国内市場が縮小する中、生保大手の間では、世界最大市場である米国での企業の合併・買収(M&A)が相次いでいる。住友生命も米国進出に踏み切り、収益拡大に向け反転攻勢に出る。

シメトラは1957年設立。約170万人の顧客を抱え、企業向けの団体保険に強い。日本の基準で見た年間保険料収入額は約4340億円。

バブル経済崩壊後、低金利などで経営が悪化した住友生命は、運用利回りが契約者に約束した予定利率を下回る「逆ざや」を15年3月期に解消。これまでは大型M&Aに消極的だったが、経営にゆとりが出てきたことから収益拡大に直結する新たな投資先を模索していた。

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