日本生命が保険ショップを買収し、保険ショップ事業に参入します

生命保険会社の課題として若年層市場の開拓があります。
既契約者は団塊の世代をピークとして若い世代に向けて減少しているのです。
人口分布も団塊の世代がピークではありますが、それだけが原因ではありません。

何より、営業職員が若者世代と接する機会が、昔よりも減っているのです。
自宅を訪問しても仕事をしていて留守。電話をしてもナンバーディスプレイでつながらず、職場では社員以外は入室不可。
営業職員、保険会社は如何に若者世代との接点を作るか頭を悩ませていると思います。

日本生命が乗り合い代理店事業に参入するのには、若者世代との接点機会を増やすことが大きな狙いだと思います。
実際、小さな子供連れの夫婦等が保険ショップで相談している姿を目にすることもあります。

しかし、保険ショップは複数の保険会社の商品を取扱います。
同じような商品でしたら、系列ということで日本生命の保険を提案することが多くならないでしょうか。
最終的にはお客様に商品を決めていただくにしても、提案の段階で何かしら思惑が出てしまうように懸念してしまいます。

また、保険ショップも乱立状態になりつつありますね。
競争が激しくなり、生き残りをかけて各社が色々な戦略を立てていくのではないでしょうか。
一方で消費者にとっては、保険ショップの選択肢が増え、自分に合った保険に出会い、契約できる機会が増えることは喜ばしいことだと思いますが、保険ショップが手数料の高い保険商品ばかり提案してくるという問題もニュースになったばかりです。事前にインターネットで保険の知識をつけておき、中立な商品提案をしてくれる保険ショップをしっかり見極めることも必要になってきているでしょう。

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日生、保険ショップ買収 中堅ライフサロンを10億円で

(以下、日経新聞より一部抜粋)
日本生命保険は複数保険会社の商品を取り扱う乗り合い代理店(保険ショップ)事業に参入する。全国に50店舗を展開する中堅のライフサロン(東京・千代田)を買収し、今後10年で300店舗まで増やす。営業職員が接点を持ちにくい若年層などへの販売ルートを広げるほか、顧客の要望をくみ取って迅速な商品開発につなげる。

乗り合い代理店は顧客自ら店を訪ねて複数商品を比べて購入するか決める。2年で店舗数が2倍になるなど市場が急拡大している。日生は手数料の透明性を高める保険業法の改正で健全な市場に育つ環境が整ったと判断し、参入を決めた。

これまで日生は営業職員による販売が中心で、銀行窓口や乗り合い代理店を通じた販売は全体の1割程度だった。2014年度の保険料収入は銀行窓販に力を入れた第一生命保険に戦後初めて抜かれた。営業職員による販売は利益率が高く、今後も中核に位置づけるが、他の販売ルート開拓も急ぐ。

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