遺伝や家族歴に関する記述、生命保険が残し続ける。金融庁が指摘。

金融庁が、日本生命保険など生保4社が、保険の契約内容を記した約款に、「遺伝」や「家族歴」に関する記載をしていたことを明らかにし、記載の削除を命じました。
各社は応じる方針ということですが、速やかに対処することを望みます。

約款に記載していた会社は4社ですが、保険の契約手続きなどに使う社内文書に記載していた会社が生損保で33社にも上ったことにも驚きました。
現在は審査などに使用はしていないとのことですが、「家族歴」を加入審査に使っていた約40年前の記載が残っていたままというのは、お粗末と言えるのではないでしょうか。

約款に関していえば、約款の改定の際には十分に審査されるはずなので、見落とし以前に認識の甘さがあったと感じます。社内文書に関しても、加入審査の内容が変更になった段階で文書の見直しをしてアップデートすべきだったと思います。

社内で問題にもならず約40年間そのままだったと言うのは、やはり認識の甘さからなのではないでしょうか。
実際に加入審査に使用していないといても、約款や社内文書に「遺伝」や「家族歴」と記載されているのは顧客にとっては気分が良いものではないと感じます。

保険会社は差別に関してもっと敏感になるべき

保険は内容的に公平性が求められるものです。
「差別」と受け取れかねないことに関しては敏感になる必要があると感じます。

加入審査には使用していないとは言え、約款上に記載され続けていたことを反省し、このようなことが二度と起こらないようにしなければいけないと考えます。
海外では遺伝的特徴による差別を禁じている国も多く、「遺伝」や「家族歴」は人権侵害と受け取られかねない記載であったことを肝に銘じて、認識を改めて社内改革もしていくことを望みます。

日本生命など生保4社、約款に「遺伝」「家族歴」記載…金融庁が削除命令

 金融庁は、日本生命保険など生保4社が、保険の契約内容を記した約款に、遺伝に関する記載をしていたことを明らかにした。

 遺伝子検査の結果や、家族の病歴などの遺伝情報を加入審査に使っていると取られかねない内容で、同庁は記載の削除を命じた。各社は応じる方針だという。

 同庁が11月、生損保93社に調査したところ、日生など生保4社が、約款に「遺伝」や「家族歴」など遺伝に関する記載をしていた。この4社を含む生損保33社は、保険の契約手続きなどに使う社内文書に同様の記載をしていた。同庁は日生以外の社名を明らかにしなかった。

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